働き盛りの40歳代から始めるフレイル予防
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フレイルとは
フレイルとは年をとって体や心の働き、社会的なつながりが弱くなった状態のことをいいます。
「健康」と「要介護」の中間に位置し、そのまま放置していると要介護状態になる可能性があります。

このような変化を感じていませんか?
- 6か月間で2~3kg以上の体重減少がある
- 以前に比べて歩く速度が遅くなってきたようだ
- つまづくことが多くなった
- ペットボトルのキャップが空けにくくなった
- むせることが多くなった

40歳代からフレイル予防を始めるのはなぜ?
2022年国民生活基礎調査(厚生労働省)では「介護が必要になった主な原因」は認知症よりも運動器の障害(骨折・転倒、関節疾患)の方が多い結果でした。
筋肉量は40歳代から低下します。
特に働き世代は運動不足になりがちです。日頃から適度な運動を行い、筋肉量を増やし維持することが重要です。

フレイル予防の4つのポイント
20年後・30年後に転倒しない身体づくりのために、今からできることを始めましょう。

1.栄養
バランスのよい食事を3食とることが大事
・筋肉のもととなるたんぱく質(肉・魚・卵・大豆・牛乳など)を毎食とる
・身体の調子を整えるビタミンやミネラルを含む野菜は1日350g以上(生野菜なら片手山盛り120g×3食が目安)

2.運動
歩く力・筋力が大事
・週1回以上は運動する
・今より10分多く体を動かす「+10(プラステン)」
(ラジオ体操やストレッチ・歩行など)

3.社会参加
外出・人や社会とのつながりが大事
・職場や趣味、ボランティアなどでの人との交流
・近所の人や友人・家族との会話

4.口腔
噛む力・飲み込む力が大事
・食後の歯磨き、義歯の清掃
・年に1回は歯科健診を受ける

フレイル予防のリーフレット及び説明動画をみることができます。(発行:山武地域・職域連携推進協議会)
フレイル予防リーフレット
フレイル予防 (PDF形式、926.03KB)
発行:山武地域・職域連携推進協議会
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山武地域・職域連携推進協議会は、山武保健所管内の市町・医師会等医療や労働基準監督署・産業保健センター等職域の関係機関・団体が協力し、働き世代の健康づくりを推進しています。

生活習慣病の予防・管理は、フレイル予防につながります。
生活習慣病の自覚症状はなかなか現れません。
健康診断は毎年受け、健診の結果や数値の変化を確認し、健康管理、生活習慣病の予防や重症化予防に役立てましょう。(治療中の方も健診を受けましょう)