安全安心対策官の交通安全ワンポイントアドバイス【令和4年10月】
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令和4年1月から9月末までの交通事故発生状況について
発生状況
区分 | 令和4年9月末 | 令和3年9月末 | 前年比 |
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発生件数 | 9,445件 | 9,534件 | -89件 |
死者数 | 86人 | 83人 | +3人 |
負傷者数 | 11,327人 | 11,408人 | -81人 |
区分 | 東金市 | 大網白里市 | 九十九里町 |
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発生件数(前年比) | 138件(-3件) | 55件(-20件) | 27件(+11件) |
死者数(前年比) | 1人(-1人) | 0人(-1人) | 3人(+3人) |
負傷者数(前年比) | 184人(+16人) | 67人(-29人) | 38人(+17人) |
交通死亡事故の特徴等
令和4年9月末までの千葉県下の交通事故死者数は86人で、昨年同期と比べて3人増加しました。
死者の年齢別では、高齢者(65歳以上)が最も多い42人で、高齢者死亡事故の状態別では、歩行中22人、自転車乗車中6人、二輪車乗車中1人、四輪車乗車中13人でした。
交通事故防止対策
高齢者を交通事故から守るために
千葉県内の高齢者(65歳以上)人口は、令和7年には県内総人口の30パーセントに上昇すると見込まれており、高齢化率の上昇に比例して、高齢者が関係する交通事故の増加が懸念されます。
県内の高齢者が関係する交通事故の実態をご理解いただき、交通事故に遭わないための行動をしましょう。
1 高齢者の皆さんへ
(1)高齢者の方の交通死亡事故の特徴
・歩行中、自転車乗車中の場合、自宅付近(500メートル以内)での事故が多い
・買い物や散歩などで昼間から夕方にかけての事故が多い
というような傾向がみられます。
(2)歩いて外出する際の留意事項
・歩道、路側帯、道路の右側を歩きましょう
・夜間は明るい場所を選んで歩きましょう
・早朝や夕方、夜間の外出には明るい色の服装を心掛け、反射材を身に着けましょう
(3)道路を横断するときは
・道路を横断するときは、遠回りでも信号機のある場所や横断歩道を利用しましょう
また、横断する際は、一旦止まって左右を確認し、特に横断後半は、左側からの車に気を付けて渡りましょう
・車の運転者の中には、歩行者がいることに気付いていない人もいます
「車が止まってくれるだろう」と思い込むのは大変危険です
・駐車車両の前後や渋滞で停止している車の間からの道路横断は、車の運転者から発見されにくく、大変危険なのでやめましょう
・信号が変わりそうなときは、次の青信号まで1回待つゆとりを持ちましょう
2 飲酒運転の撲滅について
千葉県は飲酒運転による交通人身事故が他県と比較して多く、飲酒運転事故多発県となっています。
飲酒運転根絶に向けて、一人一人が「飲酒運転はしない、させない、許さない」という強い意志を持ち、飲酒運転を根絶しましょう。
(1)飲酒運転には厳しい行政処分と罰則が!
〇酒酔い運転(※1)
罰則・・・ 5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
基礎点数・・35点⇒免許取消し 欠格期間3年(※2、3)
〇酒気帯び運転
罰則・・・ 3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
・呼気中アルコール濃度0.15mg/L以上0.25mg/L未満
基礎点数・・13点
免許停止 期間90日(※2)
・呼気中アルコール濃度0.25mg/L以上
基礎点数・・25点
免許取消し 欠格期間2年(※2、3)
※1 「酒酔い」とはアルコールの影響により車両等の正常な運転ができない状態をいいます。
※2 前歴及びその他の累積点数がない場合となります。
※3 「欠格期間」とは運転免許が取り消された場合、運転免許を取得することができない期間をいいます。
(2)運転者以外にも厳しい罰則が
運転者が飲酒後に車の運転をすることを知りながら、車両を提供した者や酒類を提供した者、また運転者が飲酒していることを知りながら車両に同乗した者も処罰の対象となり、厳しく罰せられます。
市民の皆さん一人一人が「飲酒運転はしない、させない、許さない」という強い意志を持ち飲酒運転を根絶しましょう。
3 歩行者の安全確保
千葉県では、高齢者の道路横断中の事故が多く発生しています。
歩行者の方は、横断歩道の通行、信号を守るなどの交通ルールを遵守することが大事です。
また、ドライバーの方は、横断歩道の手前では、横断歩行者の有無をよく確認し、歩行者の飛び出しや無理な道路横断があることを念頭に、細心の注意を払って運転してください。