安全安心対策官の交通安全ワンポイントアドバイス【令和4年8月】
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令和4年1月から6月末までの交通事故発生状況について

発生状況
区分 | 令和4年6月末 | 令和3年6月末 | 前年比 |
---|---|---|---|
発生件数 | 6,307件 | 6,425件 | -118件 |
死者数 | 57人 | 59人 | -2人 |
負傷者数 | 7,545人 | 7,621人 | -76人 |
区分 | 東金市 | 大網白里市 | 九十九里町 |
---|---|---|---|
発生件数(前年比) | 89件(-4件) | 38件(-8件) | 18件(+5件) |
死者数(前年比) | 0人(-1人) | 0人(-1人) | 0人(±0人) |
負傷者数(前年比) | 116人(+7人) | 48人(-9人) | 22人(+7人) |

交通死亡事故の特徴等
令和4年6月末までの千葉県下の交通事故死者数は57人で、昨年同期と比べて2人減少しました。
死者57人のうち、高齢者(65歳以上)は25人(歩行中17人、自転車乗車中4人、二輪車乗車中1人、四輪車乗車中3人)でした。

交通事故防止対策

1 あおり運転(妨害運転)について

(1)あおり運転は、重大な交通事故の発生につながる極めて危険な行為です
あおり運転による悲惨な事故が発生しています。
悲惨な事故を発生させないためにも、自分自身が被害者や加害者とならないように一人一人が交通ルールを守り、お互いに思いやりを持った運転をすることが大切です。
ついカッとなってあおり運転をしてしまうことがないように、ハンドルを握ったら常に冷静に、ゆとりを持った運転を心掛けましょう。


(2) あおり運転を受けたら
〇交通事故に遭わない安全な場所(駐車場、サービスエリア等)に避難してから、車外にでることなく110番通報する。
〇同乗者がいるときは、110番通報を同乗者に依頼して、運転者は安全な場所に車を避難させる。
〇相手が追いかけてきた場合は、窓を閉め、ドアにロックをかけるなど、警察官が到着するまで車内に留まる。
※要注意
ドライブレコーダー等の映像は、有力な証拠資料となる場合があるため、加工・消去せずに保管してください。
なお、運転者自身が車を運転しながらスマートホンを持ち、相手の違反行為を撮影することは非常に危険であり、違反に該当することから、安全な場所に移動してから通報してください。

2 飲酒運転の撲滅について
千葉県は飲酒運転による交通人身事故が他県と比較して多く、飲酒運転事故多発県となっています。飲酒運転根絶に向けて、一人一人が「飲酒運転はしない、させない、許さない」という強い意志を持ち、飲酒運転を根絶しましょう。

(1)飲酒運転には厳しい行政処分と罰則が!
〇酒酔い運転(※1)
罰則・・・ 5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
基礎点数・・35点⇒免許取消し 欠格期間3年(※2、3)
〇酒気帯び運転
罰則・・・ 3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
・呼気中アルコール濃度0.15mg/L以上0.25mg/L未満
基礎点数・・13点
免許停止 期間90日(※2)
・呼気中アルコール濃度0.25mg/L以上
基礎点数・・25点
免許取消し 欠格期間2年(※2、3)
※1 「酒酔い」とはアルコールの影響により車両等の正常な運転ができない状態をいいます。
※2 前歴及びその他の累積点数がない場合となります。
※3 「欠格期間」とは運転免許が取り消された場合、運転免許を取得することができない期間をいいます。

(2)運転者以外にも厳しい罰則が
運転者が飲酒後に車の運転をすることを知りながら、車両を提供した者や酒類を提供した者、また運転者が飲酒していることを知りながら車両に同乗した者も処罰の対象となり、厳しく罰せられます。
市民の皆さん一人一人が「飲酒運転はしない、させない、許さない」という強い意志を持ち飲酒運転を根絶しましょう。

3 歩行者の安全確保
千葉県では、高齢者の道路横断中の事故が多く発生しています。歩行者の方は、横断歩道の通行、信号を守るなどの交通ルールを遵守することが大事です。
また、ドライバーの方は、横断歩道の手前では、横断歩行者の有無をよく確認し、歩行者の飛び出しや無理な道路横断があることを念頭に、細心の注意を払って運転してください。

⑴「ゼ」…「前方」をよく見て運転、横断歩道に十分注意

⑵「ブ」…横断歩道の手前では、「ブレーキ」操作で安全確認

⑶「ラ」…「ライト」の早めの点灯、こまめな切り替えで横断者を早期発見
