たばこと健康
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たばこ対策が変わります
「健康増進法の一部を改正する法律」が成立し、望まない受動喫煙を防止するための取り組みが法律に位置づけられました。
本法律により、さまざまな場所での禁煙が義務付けられ、場所ごとに受動喫煙対策の強化が行われています。望まない受動喫煙を防止するための取り組みは、マナーからルールへと変わりました。
たばこを吸う方も吸わない方も気持ちよく過ごせるよう、家庭・職場・外出先などで、受動喫煙対策について皆さんのご協力をお願いします。

飲食店・職場等の原則屋内禁煙が義務化されました
健康増進法の一部改正により、
- 学校・病院等では原則敷地内禁煙(屋内全面禁煙)
- 飲食店・職場・コンビニエンスストア等では原則屋内禁煙
が義務化されました。
各施設については、新たなルールに則った受動喫煙対策をお願いします。違反が発覚した際は指導の対象となり、また罰則が適用される可能性があります。
詳しくは、「喫煙可能室設置施設届出書」の提出先である千葉県のホームページをご確認ください。
(参考)厚生労働省ホームページ 受動喫煙対策(別ウインドウで開く)

受動喫煙対策への助成
中小企業の事業主、生活衛生営業を営む事業主の皆さんに、国による受動喫煙対策への助成金の活用制度があります。詳しくは、下記のホームページをご確認ください。
・厚生労働省ホームページ 受動喫煙防止対策助成金(別ウインドウで開く)
・全国生活衛生営業指導センターホームページ 生衛業受動喫煙防止対策事業助成金(別ウインドウで開く)

喫煙による健康への影響

受動喫煙とは?
受動喫煙とは、喫煙するつもりがないのにたばこの煙を吸わされてしまう、あるいは吸わせてしまうことをいいます。
たばこの吸い口から喫煙者が吸う煙のことを「主流煙」、火をつける側から出る煙のことを「副流煙」、そして喫煙者が吐き出した煙のことを「呼出煙」と呼びます。
たばこの煙にはさまざまな有害成分が含まれており、喫煙を開始した直後から副流煙や呼出煙が空気中に拡散したり、衣服などに付着したりすることが受動喫煙の原因です。また、副流煙には主流煙の何倍もの有害成分が含まれていることがわかっています。
また、たばこの煙は家庭内だけでなく、私有地内や換気扇の下などにおける喫煙から、隣近所や集合住宅の隣室・上下階など、周囲の非喫煙者の生活空間に入り込み、受動喫煙の被害をおよぼします。喫煙をする際は、望まない受動喫煙を生じさせることがないよう、周囲の状況へ配慮しなければなりません。(健康増進法第27条第1項より)

たばこに含まれる有害成分
たばこの煙には200種類以上の有害物質(うち約70種類が発がん性物質)が含まれ、「がん」だけではなく「脳血管疾患」「心臓病」など多くの病気の原因となります。
有害物質のひとつであるニコチンは、脳に快感を与え、「たばこを吸わずにはいられない」状態を作り出します。喫煙の習慣化や、禁煙したいのにできないという状態は、ニコチンによる中毒症状であることがわかっています。
【たばこに含まれる主な有害物質】
- ニコチン:血管を収縮させ、血液の流れを悪くしたり、動脈硬化を促進させる。強い依存性がある。
- タール:発がんを促進させる。
- 一酸化炭素:酸素を運ぶ機能を阻害し、酸素不足を引き起こす。息切れしやすくなる。

知っていましたか? たばこの勘違い


その咳、息切れもしかして・・・たばこ病?~COPD~
COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、たばこの有害な空気を吸い込むことによって、空気の通り道である気道(気管支)や、酸素交換を行う肺(肺胞)などに障害を生じる病気です。
自分は大丈夫!という方もCOPD予備群の可能性もありますので、気になる症状があれば早めに医療機関を受診しましょう。予防も治療もまずは禁煙です!


禁煙を始めてみませんか?
たばこに含まれるニコチンによる強い依存性から、禁煙しようとしてもイライラする、集中できない、習慣で気づいたら吸ってしまうなど、ひとりでは簡単に進みません。
しかし現在は、禁煙外来や市販の禁煙補助剤(ニコチンガム・ニコチンパッチ)など、自分に合った方法で禁煙に取り込むことが可能です。禁煙外来は特定の条件を満たすことで健康保険が適用になることから、金銭面での負担も軽減されています。
山武健康福祉センターが作成している下記パンフレットに近隣の禁煙外来が掲載されています。
禁煙はいつ始めても遅くありません。今から禁煙に取り組んでみませんか。
参考
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お問い合わせ
東金市市民福祉部健康増進課
電話: 予防係0475-50-1173 母子保健係0475-50-1234 健康づくり係0475-50-1174・1252
ファクス: 0475-53-4411
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