安全安心対策官の防犯ワンポイントアドバイス【令和5年2月】
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安全安心対策官の防犯ワンポイントアドバイス
令和4年中の犯罪発生状況について
千葉県(全体)
- 刑法犯認知件数 32,728件(前年比+90件)
- 窃盗犯 24,087件(前年比+372件)
東金市内
- 刑法犯認知件数 312件(前年比-56件)
罪種 | 認知件数 | 前年比 | 認知件数の手口(前年比) |
---|---|---|---|
凶悪犯 | 0件 | -2件 | 強制性交等0(-1)、放火0(-1) |
窃盗犯 | 237件 | -46件 | 空き巣16(+10)、忍込み2(-6)、事務所荒し2(-3)、出店荒し3(+3)、その他侵入盗11(±0)、自動車盗17(+12)、オートバイ盗4(+2)、自転車盗74(-16)、車上ねらい13(-33)、部品ねらい9(-7)、自販機ねらい0(-5)、その他非侵入盗86(-3) |
粗暴犯 | 18件 | +6件 | 暴行7(+5)、傷害11(+3)、脅迫0(-1)、恐喝0(-1) |
知能犯 | 11件 | -7件 | 詐欺8(-7)、横領1(+1)その他知能犯2(-1) |
風俗犯 | 9件 | +4件 | 賭博8(+8)わいせつ1(-4) |
その他刑法犯 | 37件 | -11件 | 住居侵入3(-4)、占有離脱物横領9(-1)、その他25(-6) |
東金市の犯罪発生特徴
令和4年中の東金市内の刑法犯認知件数は312件で、前年と比べ56件減少し、特に車上ねらいの減少が顕著でした。その中で最も多く発生している犯罪は自転車盗(74件)で、市内全刑法犯認知件数の約23.7パーセントを占めています。また、前年より増加した犯罪で顕著なものは、空き巣(16件)と自動車盗(17件)で、前年と比べそれぞれ10件以上増加しました。
犯罪被害に遭わないために
アポ電強盗に注意(不審な電話の後に強盗被害)
息子を装う電話があり、途中で詐欺と気づき被害にあわなかったものの、自宅に現金を多く置いている(タンス預金)ことをうっかり話してしまい、後日強盗に押し入られてしまったという事案が発生しています。
自分の貯金額や宝石・貴金属類、所持金に係る情報は絶対に他人に話さないようにしましょう。
侵入盗防犯対策
千葉県における令和4年中の空き巣被害の認知件数は、767件で約7割が一戸建住宅で発生しています。その侵入手段は、ガラス破りが約5割、無締まりが約3割で、侵入口は出入り口からの侵入が約3割、窓からの侵入が約6割でした。
◎防犯対策
・外出や就寝時はもちろんのこと、在宅時であっても出入り口や窓の施錠を確実に行う習慣を身につけましょう。
・防犯性能の高い鍵や防犯ガラスに交換したり、補助錠を取り付けるなどし、犯人の侵入を防止しましょう。
・長期不在の場合は、郵便物の不在届や新聞の配達止めを行うことで郵便受けに郵便物がたまらない様にし、犯人に不在を悟られないようにしましょう。
・防犯カメラやセンサーライトの設置、警備会社のセキュリティサービスの導入など、防犯環境の向上を図りましょう。
・自宅付近で普段見慣れない人が徘徊しているなど、不審と思われる人がいたら、迷わず110番通報しましょう。
不審者の訪問に注意
千葉県内では、
・訪ねてきた業者から「工事の確認をしてほしい。」と外に出るように言われた。
・市役所職員を名乗る者から「玄関先まで来てほしい。」と言われた。
といった相談が増えています。依然として、屋根のリフォーム会社等を名乗る者の訪問の相談が多い状況です。
これらは、共通して身分証(社員証)を携帯せず、住民を外に呼び出したり、家の中に上がり込もうとするといった特徴があります。安易にドアを開けて対応することや、自宅へこのような業者を招き入れることは、何らかの犯罪被害に発展する可能性があります。また、その場で契約を迫る悪徳商法の可能性もあるので、直接対応することはせず、ドアやインターホン越しに対応するようにしてください。
電話de詐欺
被害状況
令和4年中の千葉県内の「電話de詐欺」の発生件数は、1,457件(前年比+354件)で被害額は約34億385万円でした。また、東金市内の発生件数は、2件(前年比-9件)で被害額約220万円でした。
特殊詐欺被害に遭わないために
被害に遭わない一番の対策は、犯人と話しをしないことです。ご自宅の電話機を「留守番電話」に設定することや、犯人の電話番号を自動的に遮断したり、警告の上、会話を自動録音するなどの「迷惑電話対策機能のある電話機」を設置することが効果的です。