予防接種 水痘(みずぼうそう)
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接種前に必ず「子どもの定期の予防接種について」をご覧ください。
協力医療機関での個別接種となります。
対象
- 1歳から3歳未満
接種方法
2回接種
1回目:標準的な接種期間=1歳から1歳3か月までの期間
2回目:1回目終了後、3か月以上(標準的には1回目終了後、6か月から12か月の間)の間隔をおいて1回接種
注意
(1)水痘(水ぼうそう)にかかったことがある方は、定期接種の対象外となります。
水痘ワクチンについて
病気の説明
水痘(水ぼうそう)は、水痘-帯状疱しんウイルスに初めて感染したときに見られる急性の感染症で、直接接触、飛沫あるいは空気感染によって広がる、最も感染力の強い感染症のひとつです。ひとたび感染すると一生、体の中(脊髄後根神経節)に潜伏感染し、加齢や免疫抑制状態等で再活性化し、帯状疱しんを発症します。
水痘(水ぼうそう)の潜伏期は通常2週間程度(10日~21日)です。特徴的な発疹が主症状でかゆみを伴います。発熱を伴うこともあります。発疹は最初は斑点状の赤い丘しんから始まり、その後3~4日は水疱(水ぶくれ)となり、最後はか皮(かさぶた)を残して治癒します。発疹はお腹や背中、顔などに多い傾向がありますが、髪の毛に覆われた部分(被髪頭部)にも現れるのが特徴です。
抗ウイルス薬も開発されており、通常1週間程度で治癒する疾患ですが、まれに脳炎や肺炎、肝機能の異常を伴うことがあります。また、皮膚から細菌が感染して膿ようや肺血症などの重症の細菌感染症を合併することがあります。
水痘(水ぼうそう)ワクチン
水痘-帯状疱しんウイルスを弱毒化してつくった生ワクチンです。このワクチンを1回受けた者のうち、約20%は、後に水痘(水ぼうそう)にかかることがあります。もしかかっても軽くすむとされていますが、確実に予防するためには2回の接種を行います。
副反応
全身の反応としては、発熱、発疹等が見られます。また局所の反応としては、発赤、腫脹(はれ)、硬結(しこり)等があらわれます。
稀に報告されている副反応としては、アナフィラキシー様症状、急性血小板減少性紫斑病等があります。