微小粒子状物質(PM2.5)について
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微小粒子状物質(PM2.5)とは
大気中に漂う小さな粒子のうち、粒径2.5µm(1マイクロメートル=千分の1ミリメートル)以下のものを指します。
微小粒子状物質は、自動車の排ガスや工場のばい煙、煙草の煙など発生源から直接排出されるものや、大気中の光化学反応により生成されるもの等があります。日本国内だけでなく、大陸からの大気汚染物質が日本に影響を与えることが懸念されています。

人体への影響について
微小粒子状物質は、粒径が非常に小さい(髪の毛の30分の1程度)ため、肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器系や循環器系への影響が懸念されています。
人体への影響は個人差があります。子どもや高齢者、ぜん息などの呼吸器や循環器系の持病がある人はより慎重な行動が必要となりますが、そうした人に限らず、自分の体調に合わせ、マスク着用や数値が高い日にはなるべく外出を控える等の対策をとるようにしましょう。

測定について
千葉県内各所にある測定局で測定された結果によって、千葉県が飛散状況を判断します。

測定結果
千葉県内の微小粒子状物質(PM2.5)の測定結果を知りたい場合は下記リンク先へ。
全国の微小粒子状物質(PM2.5)の測定結果を知りたい場合は下記リンク先へ。

環境基準値
環境省は、「人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準」として、以下のとおり環境基準を定めています(平成21年9月9日環告33「微小粒子状物質による大気の汚染に係る環境基準について」)。
- 1年平均値:15マイクログラム/立方メートル以下
- 1日平均値:35マイクログラム/立方メートル以下
現在、常時監視体制の整備を図っている最中であり、千葉県において、疫学的観点から以下のように注意喚起の値が設定されています。ただし、個人差によるところが大きく、この値を超えると全ての人に健康被害が生じるというものではありません。
1日平均値:70マイクログラム/立方メートルを超えると予想される場合に注意喚起を行います。具体的には、以下の2段階です。
- 午前の注意喚起(当日午前5時から7時までの測定値による注意喚起)
- 各地域内の一般環境大気測定局において、午前5時、6時、7時の1時間値の平均値の中央値が日平均値70マイクログラム/立方メートルに対応する85マイクログラム/立方メートルを超え、かつ高濃度の状態が継続されると判断される場合に行います。
2. 午後の注意喚起(当日午前5時から12時までの測定値による注意喚起)
- 各地域内の一般環境大気測定局において、いずれか1局の午前5時から12時までの1時間の平均値が80マイクログラム/立方メートルを超え、かつ高濃度の状態が継続されると判断される場合に行います。

東金市の対応
1日平均値70マイクログラム/立方メートルを越えることが予測される場合、当日の午前9時または午後1時を目途に、注意喚起が行われます。
市では、県からの注意喚起を受け、防災無線等によって市民のみなさまへ周知します。

注意事項
注意喚起時には下記のことにご注意ください。
- 不要不急の外出を避ける
- 屋外での長時間の激しい運動を避ける
- 換気を控えめにする
- マスクを着用する(着け方にも注意する)