光化学スモッグについて
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光化学スモッグとは
自動車や工場からの排気ガスなどに含まれる窒素酸化物と、塗料や接着剤などに含まれている揮発性有機化合物が、太陽からの紫外線を受けて化学反応を起こすと「光化学オキシダント」という物質ができます。
この物質の濃度が高くなると、遠くの景色やビルが「もや」がかかったように見えにくくなることがあり、この「もや」のことを、「光化学スモッグ」と呼んでいます。スモッグ(smog)という言葉は、煙(smoke)と霧(fog)から作られた造語です。
光化学スモッグは、天気が晴れから薄曇り、風が弱く、最高気温が25℃以上の日に発生しやすくなります。

人体への影響
光化学オキシダントの濃度が高くなると、目やのどに刺激を与え、目がチカチカする、のどが痛い等の健康被害が見られることがあります。こうした症状が出たときは、まず目を洗う。うがいをするなどの処置を行い、安静にしてください。
症状が回復しないとき、手足のしびれ、呼吸困難などの症状が生じたときは、早めに医師の診察を受けてください。

光化学スモッグ注意報が発令されたら
光化学スモッグ注意報・警報が発令されたら、屋外での運動は避け、できるだけ外出は控え、屋内に入ってください。また、風向きに考慮して、家の窓を閉める等の措置をとってください。

発令基準
千葉県では「大気汚染防止法」に基づく「千葉県大気汚染緊急時対策実施要綱」を定め、県内を12地域に分けてオキシダント濃度が注意報等の発令基準以上になった場合に「光化学スモッグ注意報」を発令する等の緊急時対策を実施しています。東金市は九十九里地域に分類されます。
発令基準は、以下の通りです。
(注意報)
オキシダント濃度が0.12ppm以上になり、この状態が継続すると判断されるとき発令する。
(警報)
オキシダント濃度が0.24ppm以上になり、この状態が継続すると判断されるとき発令する。
(重大緊急報)
オキシダント濃度が0.40ppm以上になり、この状態が継続すると判断されるとき発令する。
