市指定文化財 木刀塚碑(ぼくとうづかひ)
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- ID:490
指定内容
(市指定)
- 所在地 松之郷1258-1
- 所有者 (管理者)本松寺
- 指定年月日 昭和59年6月1日
- 区分 史跡
- その他 1基
紹介
碑文によれば、小野派一刀流の開祖小野忠明は、慶長年間に徳川秀忠に仕え、戦功を挙げ、その封地を松之郷に賜った。以後、代々将軍の御指南役を続けた名家である。第4代忠一は、しばしば小又の地を訪れ、朝夕門弟達と剣の道に精進した。その激しさに、木刀は折れて山を成したという。
門弟達はこれを捨てるにしのびず、近くの日吉神社境内に埋め、木刀塚と名づけ崇めた。
忠一没後、塚の廃絶を恐れてその建碑を相談し、撰文を釈渓智に、書を関思恭に依頼し、忠一の17回忌に当る宝暦4年(1754)5月17日に木刀塚を建立したのである。
その後、明治9年11月17日流祖忠明の250年忌の折、小野家第九代忠政により、この碑は本松寺内に移されたのである。