県指定文化財 八坂神社本殿内殿(やさかじんじゃほんでんないでん)
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指定内容
(県指定)
- 所在地 松之郷1269
- 所有者 (管理者)八坂神社
- 指定年月日 平成15年3月28日
- 区分 有形文化財(建造物)
- その他 1棟
紹介
天王様としてあがめられてきたこのやしろは、横長型の拝殿の後方数メートルの地に、独立して本殿が建てられており、社殿配置の上では古い形態のなごりが見られる。
本殿内殿を護ってきた覆屋は、明治27(1894)年の改築であり、木割・規模ともに雄大である。
本殿内殿は、一間社の流造りで、柿葺き、二重捶、背返しの繁捶で、唐破風の向拝がついている。
八坂神社の創祀は、鎌倉時代後期といわれ、元禄年間に火難に遭遇したという社伝がある。
現在の本殿内殿の建立時期については、本殿内殿を構成する構架材(水引虹梁の眉欠き・木鼻・海老虹梁・妻構架等)の手法や、蟇股の裏面にある元禄4(1691)年の墨書きから、元禄4年に建立されたものと思われる。