市指定文化財 大木忠篤の墓(おおきただあつのはか)
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- ID:469
指定内容
(市指定)
- 所在地 北幸谷832
- 所有者 (管理者)個人
- 指定年月日 平成10年1月19日
- 区分 史跡
紹介
大木丹二(1765~1820)は東金市北幸谷に生まれた。丹二は通称で本名は忠篤である。上総道学の大家稲葉黙斎の門人となり、その徳行の深さから黙斎に人間的に最も愛された人物と言われている。
丹二は遺言により黙斎から孤松庵及び什器をゆずりうけ、講義所にあてて子弟の教授を続けたといわれているが詳細は不明である。黙斎の学問は礼と敬の実践であり、今なお地元の人々の心に生きている。その学問を継承した丹二も、上総道学を知る上で重要な人物である。
墓碑は巨大なものではないが、上総道学の規格に則した立派なもので、形は東部が櫛形、正面を深く抉り、その中に俗名を彫る、いわゆる「道学墓」と呼ばれるものであり、側面背面に彫られている撰文は館林藩儒臣山田華陽斉(黙斉の門人)によるものである。