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あしあと

    市指定文化財 東金城址(とうがねじょうし)

    • [更新日:]
    • ID:463

    指定内容

    (市指定)

    • 所在地 東金1410-1他
    • 所有者 (管理者)本漸寺他
    • 指定年月日 平成7年6月7日
    • 区分 史跡
    • その他 3,700平方メートル

    紹介

     東西700メートル、南北約500メートルの規模をもつ、半独立丘稜の山城。東金酒井氏の本城として、天正18年(1590)まで機能していたことが確実である(「関八州諸城之覚書」『毛利家文書』、「豊臣秀吉朱印状」『難波創業録所収文書』)。本城の初見は、「鎌倉大草紙」によると、享徳の乱(1454~82)の初期、美濃より下向した東常縁の家臣浜春利が拠ったとされることである。昭和63年(1988)に行われた発掘では、15世紀末~16世紀前半頃とされる瀬戸美濃系の擂鉢の断片が出土している。標高74メートルの最頂部に主郭を置き、西側に一段低い細長い第二郭を配する。比較的緩傾斜の北側斜面には、腰曲輪や支尾根の堀切、段差などを設け、防御している。また、西端の尾根に大堀切・竪堀(消滅)を入れ、西尾根続きからの進入を防いでいる。
     遺構もよく残り、本城に関する一級史料もあることから、東金市の歴史を語るうえで、貴重な文化財であると言える。


    ※東金城址は現在、令和元年台風15号の影響により、史跡内の見学はできません。ご了承ください。

    地図