市指定文化財 新宿囃子(しんしゅくばやし)
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- ID:462
指定内容
(市指定)
- 所在地 新宿
- 所有者 (管理者)新宿お囃子保存会
- 指定年月日 昭和52年12月12日
- 区分 無形民俗文化財
紹介
日吉神社連合祭典の「新宿お囃子保存会」の様子
隔年の陰暦6月(現7月)に行われる、日吉神社の例祭のとき、新宿区氏子の下座の人々により神輿渡御の露払いとして、山車の上で、浴衣姿で演奏される囃子である。
楽器は横笛・篠笛・三味線・締太鼓・小鼓・大鼓・大太鼓・鉦で編成し、東金ばやし(通りばやし・四丁目・ばかばやし)を基調とし、ほかに中山・おそめ・かめのこ・越後獅子・金比羅船々などが演奏されてきた。
近世以降、東金市街地にはいる当区では、江戸末期より明治初期にかけて江戸長唄が盛んになり、この影響をうけて東金ばやしは長唄風に編曲された。
なお、山車は安政3年(1856)江戸人形町の若松屋金左衛門の作で、他の8区のものが長方形であるのに対し、唯一の船形で先端にげき首をつけた秀作である。