市指定文化財 大沼田檀林跡(おおぬまただんりんあと)
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- ID:461
指定内容
(市指定)
- 所在地 大沼田457他
- 所有者 (管理者)妙経寺
- 指定年月日 平成6年12月5日
- 区分 史跡
- その他 14,862平方メートル
紹介
この壇林は文禄3年(1594)大本山第10世日進上人の時、田間村長久寺の壇所を遷したもので、その後、元和年間(1615~1623)2代将軍徳川秀忠が東金放鷹の際、当寺へ立ち寄り、日乾上人の進言に基づき東西120間・南北70間の朱印地に建立されたもので、規模は講堂、宿坊36、諸寮、乾師堂、その他堂宇が建立され、法華宗勝劣派の根本道場として、全国から幾百の学徒が参集し、研学練磨し、以来、300年にわたり、多くの名僧・傑僧を輩出している。
しかしながら、宝暦5年(1755)7月の大暴風雨のためと、慶応4年(1868)の大火のため、明治7年(1874)廃校に至った。
現在、大沼田壇林中興の祖=日乾上人の墓碑は、清楚で、常に供花、香煙が絶えることなく、市民の崇敬を享け、東金市の貴重な文化財である。