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あしあと

    市指定文化財 大檀那酒井氏一類の供養塔(おおだんなさかいしいちるいのくようとう)

    • [更新日:]
    • ID:452

    指定内容

    (市指定)

    • 所在地 東金1423
    • 所有者 (管理者)本漸寺
    • 指定年月日 平成4年9月8日
    • 区分 史跡
    • その他 1基

    紹介

     永正~天正年間にこの地を治め、今日の東金の基礎を築いた酒井氏一族の供養塔である。

     高さは137センチ、幅は54センチ、天城産の自然石で正面は板碑形に加工され、中央に「大檀那酒井氏一類」と彫り、その両脇に「正保四丁亥、夏四月創立焉」と建立年月が刻まれている。

     永正6年(1509)、土気から田間に城を移した酒井定隆は、大永元年(1521)に東金に移城、本漸寺もこれに伴って現在の地に移され、菩提寺となった。以後、隆敏、敏治、敏房、政辰の5代がこの地を治め、現在の東金の町並みなどの原形はこの時代に築かれた。

     天正18年(1590)、豊臣秀吉の軍勢によって東金城は陥ちたが、政辰の子・政成は後に徳川家康によって旗本に取り立てられた。

     その後、政成の孫・政直が正保4年(1647)4月、東金酒井の始祖定隆公以下その一族の霊を弔うため供養塔を建立したもので、酒井家及び本漸寺の歴史を探求するために貴重な文化財である。

    地図