県指定文化財 東金ばやし(とうがねばやし)
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- ID:441
指定内容
(県指定)
- 所在地 岩崎・押堀
- 所有者 (管理者)東金ばやし保存会い若会・雷囃子保存会
- 指定年月日 昭和38年5月4日
- 区分 無形民俗文化財
紹介
日吉神社連合祭典の「東金ばやし保存会 い若会」の様子
日吉神社連合祭典の「雷囃子保存会」の様子
日吉神社では、隔年ごとの旧暦六月(現七月)の二日間、例祭(現在は日吉神社連合祭典という)が行われ、その起源は江戸時代といわれる。この例祭の際に演奏されるのが、東金ばやしである。
東金ばやしは、市中を巡行する山車・屋形の上で演奏されるお囃子であり、長唄三味線の師 芳村伊三郎が東金に滞在していた頃に、従来の曲を長唄風に編曲したといわれる。
楽器には横笛、篠笛、三味線、締太鼓、小鼓、大鼓、大太鼓を用いる。曲目には「通りばやし」「四丁目」「ばかばやし」などがある。「通りばやし」は主に山車の進行中に演奏される。「四丁目」は最も荘重で儀礼的な曲とされ、神前を通過する時や他区の山車・屋形と向かい合った時、雄蛇ヶ池に対する時に演奏され、敬意を払う意味がある。「ばかばやし」は急ぐ時や道の悪い時に演奏される。
なお、千葉県指定となっている「東金ばやし保存会 い若会」「雷囃子保存会」には、それぞれには「い若ばやし」「雷囃子」というオリジナルの曲がある。