東金市国民健康保険第3期データヘルス計画及び第4期特定健康診査等実施計画
- [更新日:]
- ID:12338
「東金市国民健康保険第3期データヘルス計画及び第4期特定健康診査等実施計画」とは
「データヘルス計画」と「特定健康診査等実施計画」とは、いずれも被保険者の生活の質(QOL)の維持・向上、健康寿命の延伸、その結果としての医療費適正化に資することを目的とした計画です。より効果的・効率的な保健事業を実施するため、この2つの計画を一体的に策定します。
第3期データヘルス計画
データヘルス計画とは、被保険者の健康の保持増進に資することを目的として、保険者が効果的・効率的な保健事業の実施を図るため、特定健康診査・特定保健指導の結果や、レセプトデータ等の健康・医療に関するデータ分析に基づいた保健事業の実施内容等を定めたものです。
第4期特定健康診査等実施計画
特定健康診査等実施計画は、メタボリックシンドロームの概念を踏まえ、生活習慣病の発症や重症化を予防することを目的に行う特定健康診査・特定保健指導の実施方法や目標等を定めたものです。
計画期間
令和6年度から令和11年度までの6年間
抽出した健康課題
A:特定健康診査の受診率が低いこと
令和4年度の特定健康診査の受診率は30%程度となっており、県全体の受診率を大きく下回っています。
B:生活習慣病の医療費が高いこと
生活習慣病にかかる医療費は、医療費全体のおよそ2割を占めています。また、特定健康診査における有所見割合では、血糖に関する有所見者が県よりも多いなどの特徴が見られ、これらに起因する疾病に至らぬように適切に関わる必要があります。
C:生活習慣病に起因する透析導入が多いこと
人工透析を行っている方のうち、糖尿病や高血圧を起因とする腎疾患から透析に至った方が約8割を占めており、大半の方が生活習慣病から透析導入に至っています。人工透析は一人当たり年間約600万円の医療費がかかり、患者のQOLを著しく低下させます。医療の進歩により、予防・遅延を図ることが可能になってきており、腎機能が低下してきた方を適切に医療につなげることが重要です。
実施する個別保健事業
上記の健康課題に対応するため、下表の6つの保健事業を実施します。
事業名 | 事業概要 |
---|---|
特定健康診査受診率向上事業 | 特定健康診査について周知を図るとともに、過去の受診状況等に応じた受診勧奨を実施します。 受診勧奨の方法は毎年度見直しを行います。 |
特定保健指導実施率向上事業 | 時間の都合が付きにくい方など、対象者の状況に応じた柔軟かつきめ細かい対応によって、特定保健指導の実施率向上につなげます。 |
未治療者受診勧奨事業 | 特定健康診査の検査値が受診勧奨域の方に医療機関への受診勧奨を行い、生活習慣病の発症予防・早期発見につなげます。 |
糖尿病重症化予防・治療中断者対策事業 | 【血糖コントロール不良者への受診勧奨】 医療機関管理中で血糖コントロールが不良な方に、生活改善指導や医療機関への受診勧奨を行い、慢性疾患への進展阻止を目指します。 【生活習慣病治療中断者対策】 特定健康診査を未受診かつ生活習慣病の治療を中断した方に医療機関への受診勧奨を行い、生活習慣病の重症化予防につなげます。 |
糖尿病性腎症重症化予防事業 | 慢性腎臓病の重症化を阻止・遅延するために「からだ元気塾」を開催し、継続的な運動・食事指導を行うことで、糖尿病に加え、高血圧・脂質異常症等の対策を推進します。 |
慢性腎臓病(CKD)重症化予防事業 | 特定健康診査の検査値から、腎機能低下の進行阻止を図るために保健指導や医療機関への受診勧奨を行い、新規人工透析導入の抑制を目指します。 |
計画書のダウンロード
「東金市国民健康保険第3期データヘルス計画及び第4期特定健康診査等実施計画」