街かどアイドル（千葉農大商店模擬会社 社長 川嶋 佑陽さん）

　農大の学生で運営する模擬会社の社長を10月まで1年間務めました。模擬会社の社員は研究科1・2年生全員で、現在は30人。授業の一環として農産物の販売などを行っています。
　運営は考えること、決めることがとても多くて時間が足りず、特に意見をまとめていくのは大変でした。苦い失敗もありましたが、人の上に立つという初めての経験からは、本当に多くの気付きを得られましたし、一生の付き合いになるであろう仲間もできました。
　一番思い出深いのは、夏に開園したブルーベリー観光農園とひまわり畑の迷路です。約25,000本のひまわり畑は、緑肥として植えるとき、軽いノリで「写真映えするスポットを作ろう」となり、皆の「迷路にしたら楽しいんじゃないか」というアイデアから、クイズ付きの迷路になりました。通路は公開の2週間くらい前に仲間たちが刈り込んで作成。お客さんが喜んでくださる姿は本当に嬉しかったです。
　今は、農大が一番賑わう学園祭「社稷祭（しゃしょくさい）」に向けて頑張っています。普段はのどかな景色が広がる農大ですが、この日だけは人であふれ返ります。皆で丹精込めて育てた野菜を販売しますので、ぜひお越しください。
　来年度からは千葉県庁で農業職として働く予定です。農家の皆さんをサポートし、県の農業発展に寄与したいです。

* 農大は農学科2年、研究科2年のカリキュラム。研究科2年は4年次に当たります。

農大学園祭「社稷祭」は、11月11日(土)午前9時～午後2時
畜産物の販売、芋掘り体験や研究課題のパネル展示などが行われます。