東金文化会館で「まい・舞・はやしフェスタ’18」が開催されました
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12月16日に東金文化会館大ホールで、「まい・舞・はやしフェスタ’18」が開催されました。
このイベントは、東金市内の自治会などで伝承されている「お囃子」・「鞨鼓舞」・「獅子舞」といった伝統芸能が一堂に会し、日々の練習で培った伝統の技を披露するもので、隔年で行われています。
今年は8団体が出演し、地域の伝統芸を披露。鑑賞に訪れた約800名の観客からは大きな拍手が沸き起こりました。
【出演団体】
- 東金ばやし保存会 い若会
- 幸田鞨鼓舞保存会
- 上宿おはやし保存会 青と会
- 新宿お囃子保存会
- 家之子獅子連郷土芸能保存会
- 関下囃子
- 東金ばやし保存会 東谷会
- 北之幸谷獅子連
東金ばやし保存会 い若会
「東金ばやし」は隔年の旧暦6月の2日間、日吉神社の祭礼に演奏されます。昭和38年5月4日に千葉県指定無形民俗文化財に指定され、平成2年、平成11年、平成21年には、天皇陛下御即位奉祝行事に参加し、皇居の周辺をパレードしました。
幸田鞨鼓舞保存会
鞨鼓舞(かっこまい)は、昭和60年1月18日に東金市指定無形民俗文化財に指定されました。10月19日に近い日曜日に本光寺、八幡神社、熊野神社、水神社の前で舞い、地区内を廻り氏子の五穀豊穣・家内安全を願います。また、地区内に疫病や悪魔が入り込まないように、刀で四方を切り追い払う「辻切りの舞」を踊ります。
上宿おはやし保存会 青と会
隔年で行われる日吉神社祭礼の神輿の露払いとして巡行する屋台の上や地元上宿の火正神社祭礼の神輿の露払いで「青とばやし」を演奏します。「青とばやし」の呼称は、上宿の屋台に飾る提灯に、青色で「と」と書かれていたことによるといわれています。
新宿お囃子保存会
昭和52年11月10日に東金市指定無形民俗文化財として指定されました。東金ばやしを基調に、四丁目(しちょうめ)、中山、追いまわし、数え歌、五十瀬(いそせ)ばやし、越後獅子などを、隔年で行われる日吉神社の連合祭典、地元五十瀬神社の祭礼、芸能大会や花見イベントなどで演奏しています。
家之子獅子連郷土芸能保存会
江戸時代前期の元文元年、農村集落の自然崇拝信仰から五穀豊穣と家内安全を祈願する祭りとして盛んになりました。1月20日(20日正月)、2月初申の日(お初申)、210日の前日(風祭)、10月19日(本祭)、収穫の秋を祝う10月15日(七五三の祝い)の年5回、神楽を出します。
関下囃子
明治・大正・昭和の初め、関下獅子舞は「師匠村」と呼ばれていました。時代の流れで忘れ去られてしまった獅子舞の復活に向け、有志が集ってから10年。だんだんメンバーも増え賑やかになってきました。数年後には獅子舞を復活させるために精進しています。
東金ばやし保存会 東谷会
小学生・中学生・若い世代を中心として、隔年で行われる日吉神社祭礼に巡行される谷区屋形の上で演奏しています。
北之幸谷獅子連
北之幸谷地区稲荷神社の氏子に伝承された二人立ちの獅子舞で、昭和39年4月28日に千葉県無形民俗文化財に指定されました。2月の初午、10月の秋祭り、11月の七五三祝いの年3回演じます。中でも10月の秋祭りに演じる「梯子のぼり」は、獅子が長さ約10メートルの梯子に登る勇壮な舞です。