水害被災時の消毒について
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水害被災時の消毒について
感染症などの予防について
豪雨などにより、衛生環境が不良な状態となった場合、細菌性の下痢症などの感染症や食中毒の発生予防のため、次のことに注意してください。
特に、高齢者や乳幼児、慢性疾患にかかっている方などについては、十分注意してください。
- 十分手洗いを行ってください。
特に調理をしたり、食事をしたりする場合には、下記のように十分手指等の汚れを落とすようにしてください。
・石鹸をよく泡立て、手の甲、手のひらから、指の間をていねいに洗っていき、爪の隙間も注意して洗います。
・さらに10秒~15秒以上もみ洗いをし、流水でよく洗い流して、清潔なタオルで手を拭き乾かしてください。 - 浸水した調理器具等を使う場合は、熱湯などで消毒をしてから使用してください。
- 飲用に適した水を飲んでください。また、浸水した井戸水は安全を確認するまで使用を控えてください。
- 避難所等で調理した食品は、できるだけ早く食べ、残った場合は廃棄してください。
- 加熱して調理する食品は、中心部まで十分火を通しましょう。(中心部の温度が75℃で1分以上の加熱)
- 発熱、下痢、腹痛などの症状があった場合は、早めに医師の診察を受けてください。
ご家庭が水害に遭われた時の消毒について
豪雨などにより、下水道などが逆流する場合があります。汚染された水により、床下・床上浸水した場合、感染症予防などのため、消毒するようにしてください。
※市では、被害に遭われたご家庭に、消毒薬を無料で配布しています。
配布場所:〒283-0005 東金市田間三丁目9番地1 (地図)
東金市保健福祉センター(ふれあいセンター)
健康増進課予防係 Tel 0475-50-1173
床下浸水用(し尿槽や下水があふれた場所、動物の死骸や腐敗物が漂着した場所、氾濫した汚水が付着した壁面、乾燥しにくい床下)
消毒薬 | 調整方法 | 使用方法 |
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クレゾール石鹸液 (屋外に適しています。) | 液を30倍に薄めます。 | 薄めた液をじょうろ・噴霧器等で浸水した床下、家の周囲に散布する。 原液や高濃度の希釈液が皮膚につくと、炎症などを起こすことがあります。 |
消石灰 (床下に適しています。) | 調整の必要はありません。 | クレゾールが乾いてから、浸水した床下、家の周囲に全体が白くなる程度、直接散布する。 |
床上浸水用(汚水に浸かった壁面や床、家具、トイレ、風呂など)
消毒薬 | 調整方法 | 使用方法 |
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塩化ベンザルコニウム | 塩化ベンザルコニウムの濃度が0 .05%になるよう希釈する。(10%製品を使用する場合は、本剤5mlに水を加えて1リットルとする。) | まず、泥などの汚れを洗い流すか、雑巾などで水拭きします。その後、薄めた液を浸した布で浸水した屋内をよく拭く。 特に、台所・トイレは念入りに! |
食器類
消毒薬 | 調整方法 | 使用方法 |
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家庭用漂白剤 (次亜塩素酸ナトリウム) | 次亜塩素酸ナトリウムの濃度が0 .02%になるように希釈する。(10%製品を使用する場合は、本剤2mlに水を加えて1リットルとする。) | きれいに汚れを洗い流した後、台所用漂白剤に5分以上浸して消毒してください。 熱湯で消毒してもかまいません。 |
注意事項
- 壁面は、泥などの汚れを水で落としてから、消毒液をひたした布などでよく拭く。
- 取り扱う際には長袖、長ズボンを着用し、メガネ、マスク、ゴム手袋などを使用し、皮膚や目にかからないように注意すること。
- 皮膚についた場合は大量の水と石けんでよく洗い流す。目に入った場合は、水で15分以上洗い流し、医師の診察を受けること。
- 使用する直前に希釈し、希釈する濃度を守ること。
- 他の消毒薬や洗剤などと混合しないこと。
- 浄化槽の微生物に影響を及ぼすので、浄化槽には散布しないこと。
- お子さんがいらっしゃる場合は、消毒薬を誤って飲まないように注意してください。