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市指定文化財 五輪塔

[2017(平成29)年12月19日]

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指定内容

(市指定)

  • 所在地 松之郷480-1
  • 所有者 (管理者)願成就寺
  • 指定年月日 昭和58年10月14日
  • 区分 史跡
  • その他 3基

紹介

 同夢山願成就寺の五輪塔は、明治40年ごろ、隣接する若宮八幡神社付近の畑地で発見された。

 口伝によると、戦国時代初期、顕本法華宗に改宗(七里法華)の際埋められ、この三基については久我城主北条氏三代長時・久時・守時の墓あるいは上総介・三浦介・千葉介の三介の墓ともいわれているが、五輪塔の特徴や石材の原産地から別の時代の可能性もあり、具体的な背景は不明である。

 五輪塔は、仏塔の一種で宇宙の五大要素(空・風・火・水・地)を象徴し、また人体の部分(五体)を表しているともいわれている。上から宝珠形=空輪、半月形=風輪、三角形(笠形、屋根形)=火輪、円形=水輪、方形=地輪で構成され、各輪には梵字がよく彫られている。五輪塔は平安時代後半ごろから造立が始まったと考えられており、鎌倉時代以降、一般的に供養塔・墓塔として造立され、その後日本独自に発達した。

五輪塔(各部名称)

 願成就寺の五輪塔は、浅い薬研彫り(やけんぼり)の古様な刷毛書き梵字がみられるほか、各輪に施された特徴的な装飾等から、宝塔を連想させる特殊な形態といえよう。

 具体的には、梵字の周囲に雄蕊帯(おしべたい)を線刻、先端に葯(やく)を忠実に表現し、さらにその周りには膨らみのある八葉蓮弁(はちようれんべん)が刻まれている。地輪には二重の枠取り、中に三つの茨をもつ優美な格狭間(こうざま)が表現され、上面には塔身受けとして複弁(子持)十六葉の小花付反花が配されている。水輪は地輪との接続部に波状の細線が巡らされ、その上に置かれた火輪の裏面にも八葉小花付の蓮弁が刻まれており、また火輪の上部には露盤、二区に分けて格狭間も施されている。空輪は古様の葱坊主形、風輪の下部には反花(かえりばな)が配されている。

 このように各部の特徴は、鎌倉時代の様式をとどめているが、年代の確定には他に類例が乏しいだけに慎重を期する必要がある。

 いずれにしても、この五輪塔は全国的にも貴重な石塔であり、永く後世に遺すべき大切な文化財といえよう

地図

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